ア行

   
用語 説明
RC(Reinforced Concrete) 鉄筋コンクリート造は、圧縮力に優れたコンクリートと引張力に強い鉄筋を組み合わせた構造材料です。この組み合わせにより、耐久性、耐火性、強度に優れた経済的な構造を実現し、多くの建築物に採用されております。
アイストップ(eyestop) アイストップは、庭園や街並みにおいて、訪れる方々の視線を惹きつける意匠的な要素です。噴水や彫刻、樹木などを配置し、訪れる方々の移動を楽しく導く役割を担っております。
アプローチ アプローチは、道路から建物へと導く通路を指し、ただ移動するだけでなく、その道中の景観を楽しむ空間としての役割も持っております。安全かつ快適な通路空間の設計は、日々の生活において重要です。
洗い出し 洗い出しは、種石の自然な風合いを活かした左官仕上げの工法でございます。耐久性や防火性に優れ、外部空間の床面や壁面に多用され、時間が経過するにつれてその美しさが増してまいります。
打放し 打放しコンクリートは、型枠を外した後のコンクリートそのものの美しさを活かした仕上げ方法です。素材感や力強さを表現する一方で、施工の巧拙が直接表面に現れるため、高い技術が要求されます。
埋め戻し 埋め戻しとは、掘削後の土砂を元の地盤に戻す作業のことで、基礎工事の完了後に行われます。正確な埋め戻しは、建築物の安定に不可欠です。
エントランス エントランスは、建物の顔とも言える出入り口部分で、訪れる方々を迎えるための空間です。エクステリアデザインにおいても、この部分は建物全体の印象を左右する重要な要素です。
オープンスタイル オープンスタイルは、開放感を重視した外構デザインで、低い塀やフェンスを用いることで、敷地を広く見せる効果があります。しかし、防犯やプライバシーの確保には注意が必要です。
 

カ行

   
用語 説明
ガーデンルーム(Garden Room) ガーデンルームは、屋外と屋内の境界を曖昧にすることで、四季を通じて快適に過ごせる空間を提供する設備です。開放的な折り戸を備え、自然の風を取り入れつつ、冬季には暖かさと光を室内に保持することができます。
潅木(かんぼく) 潅木とは、比較的低い高さに成長する木本植物のことで、その美しい樹形は庭園や公園などで観賞用としても重宝されております。特にツツジやアジサイなどは、その代表的な例として知られています。
客土(きゃくど) 客土は、土壌の質を改良するために、他の場所から運び入れる土のことを指します。植物の成長を促すために、栄養分を豊富に含む良質な土を用いることが一般的です。
化粧ブロック(けしょうぶろっく) 化粧ブロックは、建築物の外観を美しく仕上げるために用いられる、表面加工を施したコンクリートブロックのことです。多様なデザインがあり、施工も容易でございます。
G.L.(グランドレベル) グランドレベルは、地盤表面の高さを指す基準であり、建築物の設計や施工において重要な役割を果たしております。適切なグランドレベルの設定は、建築物の安定性に直結いたします。
コーキング(caulking) コーキングは、建築物の隙間を埋めるために用いられる材料のことで、防水性や気密性を高めるために不可欠です。美観を損なわないように施工されることも重要です。
コニファー(conifer) コニファーは、針葉樹の総称であり、その多様な樹形や葉色は、庭園デザインにおいて重要な役割を担っております。四季を通じて変化する美しさを楽しむことができる植物です。
コンサバトリー(Conservatory) コンサバトリーは、もともと植物を寒さから守るために設計された温室であり、現在では洗練されたサンルームとしても利用されています。その歴史と美しさは、多くの方々に愛されております。
 

サ行

   
用語 説明
諸経費(しょけいひ) 諸経費とは、見積もりの際に計上される費用の項目で、現場経費や一般管理費などを含む総称です。企業によって異なる取り扱いがあり、利益を含むこともございます。一般的には工事代金の約15~25%前後を占めるとされております。
シンボルツリー(symbol tree) シンボルツリーとは、庭園や建物の美観を引き立てるために、特に目立つ位置に植栽される樹木のことです。選定された樹木は、その場所の象徴となり、建物の価値を高めるとともに、四季の変化を伝える役割も担っております。
ゾーニング(zoning) ゾーニングとは、特定の地域や空間を機能や用途に応じて区分けする計画のことを指します。エクステリアデザインにおいては、敷地の特性や居住者のニーズを考慮し、駐車場や庭などの空間を効率的かつ美しく配置する計画をいいます。
 

タ行

用語 説明
動線(どうせん) 動線とは、エクステリア設計における人の移動経路を指し、日常の作業や生活の流れに沿った効率的な動きを可能にするための計画をいいます。この計画により、住まいの各部が使いやすく、生活が快適になるよう配慮されます。
独立基礎(どくりつきそ) 独立基礎とは、建築物や構造物を支える基礎の一種で、各柱の下に個別に設けられる基礎を指します。これにより、構造的に重要な点において、適切な支持力を提供し、安定性を保つ役割を果たします。
土留め [土止め](どどめ) 土留めとは、土地の掘削や盛土によって生じる斜面や段差が崩れないように支える構造物、またはそのための対策を総称します。様々な材料や工法があり、状況に応じて最適な方法が選択されます。

ナ行

用語 説明
布基礎(ぬのきそ・ぬのぎそ) 布基礎とは、建築物の壁下などに設けられる細長い連続した基礎のことです。この基礎は、建築物の柱や壁などの荷重を地面に均等に分散させ、安定した支持を提供する重要な役割を担っております。一般に逆T字型の断面を持つ帯状に連続する形状で、建築物の土台に沿って配置されます。鉄筋コンクリートを用いて帯状に立ち上げて構築されることが多く、「連続基礎」や単に「布」とも呼ばれております。

ハ行

用語 説明
パース パースとは、建築物の外観や内部を立体的に表現した透視図のことです。完成予想図を描く際に用いられ、建築物の魅力を視覚的に伝えるための重要な手法とされております。
ファサード(façade) ファサードとは、建築物の正面外観を指す建築用語です。この用語は、建物の顔とも言える外観の装飾的な面や重要な面を指し、建物の景観において非常に重要な要素であります。エクステリアの要素としての門柱や門扉、塀などの外構や植栽が大きく影響を与え、建物との調和や街並みとの調和を考慮した統一感のあるファサードの構築が求められます。
フォーカルポイント(focal point) フォーカルポイントとは、注目を集める特定の点や、視線が自然と集まる場所を意図的に作り出すことを指します。庭園においては、彫像や置物、ベンチなどを配置することで、空間にアクセントを加え、庭全体の雰囲気を引き立てる効果があります。
プレゼンテーション(presentation) プレゼンテーションとは、設計者が施主様に計画案を分かりやすく理解していただくために、設計図面やコンセプト、イメージスケッチ、プレゼンボードなどを用いて提示し、説明を行うプロセスのことです。
ベタ基礎(べたきそ・べたぎそ) ベタ基礎とは、構築物の底部にすき間なく連続するコンクリートの板状の基礎のことです。この基礎は、構築物の荷重を底板全体で受け止め、鉄筋コンクリート面全体で支える構造を持っており、地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃がすことが可能です。また、地面をコンクリートで覆うことにより、シロアリ被害の防止や、地面からの水蒸気を防ぐ効果も期待できます。

マ行

用語 説明
水勾配(みずこうばい) 水勾配とは、雨水や汚水などを効率的に排水するために設けられる緩やかな傾斜のことです。床面や雨樋、下水道管などに適用される水取り勾配を指し、水が自然に流れるための最小限の勾配は0.5%とされています。日常生活の中で目にする道路にも、ほとんど気づかない程度の1~1.5%の横断勾配が設けられており、ウッドデッキなどには1%程度の勾配が適しているとされています。
水盛遣方(みずもりやりかた) 水盛遣方とは、工事を開始する前に行われる、構築物の位置や高さ、水平を正確に出すための重要な作業です。この作業が不正確であると、敷地に対して正確な位置で構築物を建てることはできません。水盛りは水平を出す作業で、過去には水盛管を用いて行われていましたが、現在では水準儀と標尺が一般的に使用されます。遣り方は、位置を示す作業で、基礎工事に先立って行われる壁や柱の中心、高低を示す仮設装置を作ることを指します。

ヤ行

用語 説明
養生(ようじょう) 養生とは、建設中の構築物を保護するためにシートで覆う作業、または材料の運搬時に生じる傷を防ぐための措置を指します。工事現場においては、ホコリや木くず、塗料の飛散を防ぐためにも養生が施されます。さらに、モルタルやコンクリートの施工後には、適切な温度と水分を保持し、材料が最適な性質を発揮するようにするための養生も重要です。植栽工事においても、新たに植えた植物の活着を促進するためや、老衰木の樹勢回復、芝生の生育を促すための養生が行われています。